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2014年6月4日 (水) 06:30:37 | その他

整体のお話、パニック障害と代替医療、徒手療法

パニック障害と代替医療、徒手療法
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(中目黒北川整体へ一度起こしくださいね!)

パニック障害は本当に心だけの病なのでしょうか? 恐怖感や不安感が身体的な異常、即ち、動悸、息切れ、めまい、吐き気などを伴って起こるわけですが、精神面の病というレッテルを貼り、投薬や精神的カウンセリングだけで対処してよいのでしょうか?
勿論、現在は発作を抑える多様な薬が開発され、患者の方々にとって障害から立ち直って行く為の大きな支えとなっていますし、認知行動療法や自律訓練法という精神面からのアプローチで症状を改善していく方法もあります。
しかし上述の恐怖感や不安感を生じさせている動悸、息切れなどの体の異常な症状は精神面だけから来ているのでしょうか? パニック障害的な特有の症状は、以下の様な身体的な歪みや緊張が、その症状を起こすための必要条件(必要十分ではない)として存在していると思われます。
1.胸の中部肋骨まわりに硬結点、圧痛点、トリガーポイントを数箇所もっている。
2.胸の上部の背骨(胸椎1~5)に緊張や可動性減少部がある。
3.首の骨の中部(頚椎3~5)で横隔膜を支配している神経領域に緊張や変位がある。
4.手の小指から腕の内側をとおり心臓にいたるエネルギーの通り道(東洋医学の心経)にしこりがある。
5.背骨を支えている身体の土台とも言える仙骨や仙骨と共に脳脊髄液の流れに関係する後頭骨周辺の歪みや緊張がある。
脳の働きや脳内神経伝達物質の研究が進み、脳の青斑核とノルアドレナリン原因説やセロトニン原因説など発作を引き起こす脳内物質の反乱がクローズアップされていますが、このような反乱を引き起こすに至った身体的な歪みや緊張が見落とされているのは残念なことと考えます。 
パニック障害の方はみな善良で、元来、気が小さく、自分を愛することがへたで、人の顔色ばかりうかがって行動する人たちが多く、様々な人間関係の悩みの果てに、または仕事上の窮地に追い込まれた状況において発病すると、数多くの臨床例を経験された医師は分析しています。 
実際、心臓とか三半規管など調べてみても問題がない人が多いので、精神的な面に比重が高い疾病と判断されています。 
病は気からという言葉がありますが、一方、東洋医学の英知で心身一如という言葉もあります。 心の病が身体に影響を与えているわけですが、これは決して、パニック障害の場合では脳の一部だけに影響を与えているのだ、ということではありません。上述の必要条件と精神面の問題が、心身一如として心、脳、身体において相互作用していると思います。 ですからパニック障害の予防として、また発作が起きてしまった方の根治へと至るリハビリとして、代替医療、即ち整体、指圧、鍼灸、またカイロプラクテイック等の徒手療法をお勧めします。