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様々な症例や事例など、整体についてご紹介いたします。

2015年7月31日 (金) 10:16:00 | その他

大腸経と腸内フローラ (1)

人体の神秘と言われますが、今はやりの腸内フローラについてテレビ番組を見たり、本を読んだりしていると何十兆もの細菌が腸内にいて人間と共存共栄してるとか、それらの細菌の重さが2㎏位であるとか興味深い情報があふれ出て来てますね。

今(おしゃべりな腸)と言う本を読んでますが、腸がわかれば、自分がわかる。あなたの腸は、実はなんでも知っている!と言うことらしい。腸と言っても人間には小腸と大腸があってそれぞれ違う役目を持っている。大腸と言えば今までは栄養素を小腸で吸収した後の食べ物のカス(便)を溜めといて便意がでたら排出する役割くらいにしか考えられてなかったのが腸内フローラなどの研究が進んでくると、なんやら滅茶重要な器官に変貌してきたのですね。

東洋医学では大腸は大腸経と言う経絡(エネルギールート)で表現される生命活動の働きですが、故増永先生(医療指圧の大家)は大腸経の働きを外界との交流と分析されてましたな。肺と大腸が陰陽の関係でセットで外界と交流している。細菌を外界の生き物ととらえればまさに大腸はしっかりと交流しているのですね。そしてその交流がうまくいってると腸内環境が良くて人体の健康に大きく貢献する、環境が悪くなると悪玉細菌が色んなワルサをして人体が不健康になっていくんですね。

あと腸内細菌は人間の身体が消化できない栄養素を消化できる形に分解し、お裾分けしてくれているんだって!ということは大腸からも身体は栄養素を吸収しているのですね、すごい!