前述のエネルギーを還流させるために、以下のパーキンソン病の症状緩和と進行を遅らす施術は大いに役立つはずです。そして私(施術者)自身も健康的な思い(想念)のエネルギーを感じ、高めながら施術を致します。
(1)身体全体の緊張点、硬結点を検知し、解消していく。
パーキンソン病の進行度がどの段階にせよ身体に点在している身体を動きづらくさせている緊張点や硬結点を解消していくことは同病の進行を遅らせたり、止めたりさせるうえで重要なことですね。硬結点はトリガーポイントともいって筋肉の中にカルシウムが蓄積して筋肉の動きを悪くしている緊張点の一つです。氣エネルギーの流れが滞っているツボも緊張点です。
単純に考えて、パーキンソン病ではない人でも身体に緊張点が多いと、多くなくても緊張度が大きい緊張点を持っていると身体を動かすのが億劫だったり、思うように身体が動かなかったりしますね。ですからパーキンソン病の方の緊張点を出来るだけ解消すれば、症状緩和と進行を遅らせる効果があると言えます。
安保徹先生他が執筆している(パーキンソン病を治す本・マキノ出版)にも鍼灸他の治療により氣エネルギーの流れを改善し、交感神経による心身の緊張を緩めることによるパーキンソン病の改善例が書かれていますが、これは身体の緊張点を減らし、解消していくことによる効果と合い通じるものがあります。